代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2023/07/16

  • 健康・栄養

アレルギーや食中毒などの原因のあの物質⁉️


こんにちは!


浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニングジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。


 

アレルギーや食中毒などの原因のあの物質⁉️ヒスタミンて


先日、会員様から「運動後におでこの辺りにうっすらと蕁麻疹のようなものが出る」との相談がありました。時間的には割とすぐにおさまるとのこと。


これにはヒスタミンというものが関係しています。


ヒスタミンはざっくり言うと炎症を起こすシグナル物質です


 



上の図の説明をします。

 

免疫細胞の一種のマスト細胞(肥満細胞ともいいます)は抗体がくっ付いています。


ここに抗原がくっ付くと外敵が侵入してきたというシグナルがいき、ヒスタミンを放出します。


ヒスタミンを受け取った組織は様々な炎症やアレルギー反応を起こします。


例えば花粉の場合だと鼻水が出たりクシャミが出たり


その他、天気の悪い日に頭痛になったり、アトピーや蕁麻疹、痒み、筋肉痛もヒスタミンの影響です。


この反応自体は悪いものではなく、体を守るために必要です。過剰に反応し過ぎるのが問題なのです。


運動すると様々な代謝変化により、ヒスタミンの放出を促進します


体にヒスタミンを溜め込んでいると今回のご相談のような症状が出やすくなります


ヒスタミンには血管を拡張する働きがあります。
これによって腫れやむくみ、蕁麻疹などが出ます。



※この記事は運動による軽いヒスタミンの症状について書いています。
まれに食物アレルギーが運動によって増強されるケース(かなりのレアケースですが)があります。違和感を感じたら運動を中止し、医師に相談しましょう👨‍⚕️


なぜヒスタミンを溜め込んでしまうのか?


理由は2つ。

 

 1つ目


食事からのヒスタミン、ヒスチジンが多いから


ヒスタミンはヒスチジンというアミノ酸から作られます。


チーズやワインなどの発酵食品は細菌がヒスタミンを沢山作っています。


赤身魚には沢山のヒスチジンが含まれます。


ヒスチジン人間の体の中でヒスタミンに変えられます。


新鮮でない魚だと細菌によってヒスタミンが増えています。これが増えすぎると食中毒の原因にもなります。


 

 2つ目


ヒスタミンの分解がうまくいってないから


ヒスタミンを分解する酵素が働くにはビタミンB2B6、ビタミンC、マグネシウム、銅などが必要です。


ビタミンB群、C、マグネシウムは普段から積極的に摂取しましょう。


ビタミンB群やCは水溶性なのでトイレや汗をかくと体から出てしまいます。夏は不足しやすくなり、夏バテの原因にもなるので気をつけましょう。


マグネシウムはニガリや海藻、緑の野菜に含まれています。


マグネシウムについてはこちら


銅に関しては通常不足することはあまりないのですが、まれに亜鉛をサプリメントで摂っていると吸収が銅と競合してしまい、銅が不足してしまうことがあります。


亜鉛をサプリメントで摂取している人は血液検査で亜鉛と銅の比率を見るようにしましょう。
1:1位が良いです。


その他、ヒスタミンの遊離を抑制するものとしてケルセチンというものがあります。

ケルセチンは抗炎症効果や抗酸化効果があります。
こちらをサプリメントで摂ることも有効かもしれません。

※何かしらの薬を飲んでいる方は注意⚠️です。
ケルセチンは薬を代謝する酵素を抑制してしまう場合があり、薬の効き目が増強してしまう恐れがあります。医師に相談しましょう。

また、ナイアシンを少し多めに摂取するとヒスタミンを放出し皮膚がピリピリするようなナイアシン フラッシュという症状が出ます

普段から体に溜め込んだヒスタミンを放出することで、アレルギー症状が緩和されるケースもあります。

 

まとめ


ということで、アレルギー症状が出やすい方はヒスタミン対策を。


発酵食品や赤身魚などヒスタミンを多く含むものを摂りすぎないように


ヒスタミンを分解できるようにビタミンB群やC、マグネシウムや銅が不足しないように


・その他、サプリを上手に使ってヒスタミンの遊離を抑制したり、逆に普段から穏やかにヒスタミンを放出することで体に溜め込まないようにしたり。


ではまた
🙂

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