2021/11/21
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甲状腺ホルモンの基礎④対策とまとめ
こんにちは!
浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。
甲状腺ホルモンの基礎① ② ③ に続き今回は甲状腺機能低下の解決策です。
低下の原因は主に2つでしたね。
①エネルギー不足&代謝に必要な栄養素が足りない。
エネルギー不足に関してはダイエットを中断してバランスを考えつつ食事量を増やします。
ダイエットとはエネルギーの収支がマイナスの状態なので体にとっては飢餓の状態です。
体は防御反応として、甲状腺ホルモンを低下させて代謝を落として省エネモードにしているのです。このままダイエットを続けていても痩せられません。
一旦休止してローテーションを組みましょう。
そして代謝に必要な栄養素が足りない場合。
ビタミンB群、Mg(マグネシウム)、鉄、CoQ10(コエンザイムQ10)、そしてエネルギーを作る代謝には直接使われないですが様々な代謝に必要なZn(亜鉛)など。
これらの栄養素を血液データの指標でチェックし、足りないものを補います。
ビタミンB群であればASTやALT、LDHという項目。これらの酵素はビタミンB6やB3を含んでいます。
鉄はヘモグロビンや血清鉄、フェリチン 、MCVなど。
マグネシウムや亜鉛はALP、亜鉛は血清亜鉛と血清銅の比率も。
コエンザイムQ10はコレステロールを作る過程で作られるので、コレステロールで見ます。
※数値に関してはあえてここでは載せません。自己判断や基準値で見ることによる誤った判断を避けるためです。そして数値は炎症や脱水があると変動してしまうので、専門家に見てもらいましょう。
②甲状腺ホルモンの合成・分泌がうまくいっていない
これはざっくりいうとストレスと炎症、そして低血糖です。
低血糖に関しては血糖値を見てもダメです。
体は様々なシステムにより血糖値を保とうとするので、検査した時の瞬間切り取りの血糖値だけでは判断ができません。
これは中性脂肪で見ます。
低血糖になると血糖値を上げようとしてアドレナリンが出て中性脂肪を分解します。
その結果中性脂肪が低くなるのです。
炎症に関してはCRPという炎症に反応するタンパク質や血小板、好中球、フェリチンなどが上昇している場合です。
歯や喉、お腹に無自覚な炎症があるかも知れません。虫歯や歯根感染症、上咽頭炎、ピロリ、便の形が不安定だったり。
ストレスでも好中球は上昇します。
低血糖、炎症、ストレスがあると視床下部→下垂体→甲状腺ホルモン分泌という連絡系統が阻害されます。
また、甲状腺ホルモンは各細胞に届くと活性の弱いT4から活性の強いT3へと変換されるのですが、この変換も上手くいかなくなってしまいます。
定期的に歯の検診に行く、普段から鼻うがい、口呼吸をしない、腸のケア。
ダイエットが上手くいっていない方は原因が必ずあります。だらだらとダイエットを続けるとどんどん痩せづらくなってしまいます。
ダイエットは計画的に、科学的に効率よく。
ではまた🙂