代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2019/04/17

  • 浦和 ダイエット・引き締め
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GABAって効くんですか?

女性専門ダイエット&ボディメイク!浦和のパーソナルトレーニングジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。

答え「基本効かないのですが、効いちゃう人もいます!」

そもそもGABAって?

先日お客様から、GABAって効くんですか?と質問されました。最近はチョコレートに含有されてコンビニでも売ってます。GABAはγアミノ酪酸(ガンマアミノらくさん)Gamma-Amino Buryric acidの略で脳内の抑制性の神経伝達物質で、リラックスなどの効果があります。

不足している人は雑音がすごく気になったり、雑音の中で会話するのが苦手だったりします。(GABAがちゃんと作られている人は雑音の中でも音を聞き分けることができ、会話が出来ます。これをカクテルパーティー効果と言います。)

GABAはグルタミンというアミノ酸が酵素の働きで→グルタミン酸→GABAになるのですが、GABAになる時の酵素にビタミンB6が必要になります。B6不足の人はGABAに変換できず、グルタミン酸が溜まるので、イライラします。(グルタミン酸は興奮毒性があるのです。)

不足の主な原因はビタミンB6は主に動物性たんぱく質に含まれるので、肉をあまり食べない、もしくは胃酸が少なくて吸収できない、ビタミンB群はB1以外は腸内でも産生されるのですが、腸が悪くてうまく産生できないなどなどです。

効かないはずなのに効く人もいるってどういうこと?

腸で吸収されたものは血管を通って脳に運ばれるのですが、脳には血液脳関門というものが有り、異物や不要な物は通さないようになっています。いわば関所の様なものです。そしてGABAはこの血液脳関門を通過できないことが分かっています。

しかし慢性の炎症や、腸が悪くリーキーガットがあると血液脳関門はスカスカになってしまうのです。リーキーガットは腸の粘膜に隙間が空いてる状態です。

色々な原因がありますが、1つの原因になり得るのは、小麦のグルテンというたんぱく質に含まれるグリアジンが腸の受容体と結合し、ゾヌリンというたんぱく質を産生します。ゾヌリンは腸の細胞と細胞の間を広げてしまうのです。腸を通過したゾヌリンは血管を巡って脳にも行き、血液脳関門を広げてしまいます。また、腸と脳は迷走神経で繋がっていて互いに影響を受けます。

まとめ

GABAはサプリでとっても通常は効きません。しかし、血液脳関門がスカスカの人は効いてしまうのです。なのでGABAを飲んでみてリラックス感を感じるなど効果を感じる人は腸が悪かったり、血液脳関門がスカスカだという指標になります。効いちゃう人は要注意ってことです(><)

※ただし、腸にもGABAの受容体があるので先ほどの腸脳相関を考えると、もしかしたら何かしらの効果が有るのかも知れません。この辺りはまだ学術的な結論は出ていません。

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