代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2022/01/29

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お酢で痩せる⁉️

こんにちは!

浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。


お酢で痩せる
⁉️

ダイエットにも腸

お酢がダイエットにいいというのはネットなどでもチラホラ見ます。

これは2014年の論文が基になっていると思われます。

ただ、この論文を実際に読んだり生化学・生理学的にメカニズムが分かって発信しているケースは皆無に等しいでしょう。

お酢には「酢酸」というものが含まれています。

酢酸は※短鎖脂肪酸の1つでエネルギーとして使われます。

短鎖脂肪酸は体の中では腸内細菌が食物繊維やオリゴ糖を発酵することで産生されます。

腸や全身のエネルギーになったり、免疫を調整したり、代謝を上げたりとホルモンのような働きもします。

酢酸は上の図のアセチルCoAへと変換されてエネルギーサイクルに入ります。

この変換に※ATPというエネルギーが使われます

酢酸はアセチルCoAとほとんど同じ構造なので、速やかに変換されてどんどんATPが使われます

僕たち人間はATPをエネルギーとしています。ATPP(リン酸)が3つくっ付いていて、これが外れる時にエネルギーを放出します。
リン酸が2つくっ付いているのがADP、1つくっ付いているのがAMPです。

細胞の中にはAMPKというエネルギーのセンサーがあります

ATPが使われてADPAMPの割合が増えてくるとこのセンサーが反応して、「エネルギーを作れ!」という指令を出して代謝が上がるのです。
そして脂肪や糖が消費されるのです。

つまりお酢を摂ると運動をしている時のような反応が起こるのです
これがお酢で痩せるメカニズムです。

論文をベースにすると、食事の時にリンゴ酢1530ml12回摂るといいかもしれません。

ただ、リンゴ酢を摂ったからといっても食事がおろそかであれば効果は出ません。あくまでもプラスαです

酢酸は外から摂取することも大事ですが、先ほど短鎖脂肪酸のところで説明したように腸内細菌によって体の中でも作られます

ですので腸を健全に保つこと、良性菌がちゃんといて発酵のエサになる食物繊維をしっかり摂取することが肥満の抑制になるのです

腸内細菌の割合は善玉菌2 : 日和見菌(善玉菌、悪玉の優勢な方に傾く)7 : 悪玉菌1という割合になっています。


砂糖などの単純糖質、タンパク質や脂質を多く摂ると悪玉菌が増えてしまいます。
腸内細菌は満員電車のようなイメージで、陣取り合戦をしているような感じです。

悪玉菌が増えれば善玉菌は減ってしまいます。
すると発酵ではなく腐敗が起こりガスも増えます。
日頃から食物繊維をしっかり摂りましょう。

食物繊維を摂ってお腹が張ってしまったり下痢をしてしまうような方はまた別の対応が必要です。

ではまた🙂

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