代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2021/01/15

  • 健康・栄養

冷え性の根本的な解決法①

 

こんばんは!

浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です

【結論】

赤血球が大きくなっていることが原因の冷え性には

・ビタミンB12の吸収には胃酸が必要。胃酸の補助サプリを摂る

・B12(メチルコバラミン)を摂る

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前回の続きです。今回は冷え性の根本原因①の「赤血球が大きくなってしまって末梢の毛細血管に入っていけない」の解決方について書きます。

ちょっと復習です。赤血球の大きさは血液検査のMCV(平均赤血球容積)が指標になります。適正値は90〜95位。このMCVが大きくなってしまう原因は葉酸やビタミンB12の不足でした。

葉酸については葉物野菜に含まれていたり吸収が難しいということもないので、今回はビタミンB12について書きます。

どういう人がビタミンB12不足のリスクがあるのか?

厳格な菜食主義やビーガンの人

(ビタミンB12は肉や魚貝、レバーや卵に含まれ、野菜にはほとんど含まれません。)

高齢者や胃腸機能の落ちている方、胃酸抑制剤を服用している方、手術で胃を切除されている方

※普通に肉や魚介を食べる方であれば、摂取量が足りないということはあまり無いです。それよりも消化吸収の問題が大きいです。

 

ビタミンB12はやや複雑な消化吸収のされ方をします。

・消化の第1段階として、ビタミンB12はタンパク質とくっ付いているので、それを外さないといけません。そのためには胃酸が必要です。胃でタンパク質から遊離します。

・第2段階として胃で遊離したビタミンB12は唾液腺から分泌されるハプトコリンというタンパク質とくっ付きます。これは胃酸でビタミンB12が分解されないように守ってくれているのです。

・第3段階では胃から出ると、十二指腸で膵液によってハプトコリンが分解されて遊離し、今度は胃から出ている内因子というものにくっ付きます。そして回腸(小腸の下の方)で吸収されます。内因子とくっ付いてないとうまく吸収されません。

通常、健康な方であればビタミンB12の吸収率は50%位。サプリなどで沢山摂取しても内因子に限りがあり吸収されないので、過剰摂取による副作用はほぼ無いです。

【まとめ】

胃を健全にする!

今現在MCVが大きくなってしまっている方で菜食主義ではない方。

まずは胃酸の補助として塩酸ベタインというサプリを摂ります。これによってビタミンB12が吸収されやすくなると共に、タンパク質の吸収が良くなるので胃壁が修復され(胃壁もタンパク質でできています)、胃酸や内因子がしっかり出せるようになります。

ちなみにピロリがある方は萎縮性の胃炎のリスクがあり、内因子がうまく分泌されません。除菌しましょう!

サプリでビタミンB12を摂る!

今現在胃酸の分泌が弱い人はとりあえずサプリを摂取するのもありです。食品だとタンパク質とくっ付いているので吸収されにくいですが、サプリは簡単です。

ただ注意点として、ビタミンB12は体の中で働く活性型はメチルコバラミンかアデノシルコバラミンです。しかし、安物のサプリはシアノコバラミンです。

サプリ購入の際はメチルコバラミンのものを選びましょう。そして単体ではなく、ビタミンB群として摂取するといいと思います。

※サプリに関しては、推奨したり医学的な効果を言っているわけではありません。あくまでも生化学、生理学的にこういった機序がありますよという個人的な意見です。私自身はサプリを使っていますがあくまでも自己責任においてお願い致します。

次回は冷え性の根本原因②の低血糖のケアについて書きます☆

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