代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2017/08/25

  • ダイエット

有酸素運動って痩せますか?

こんばんは!

浦和のパーソナルトレーニングジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。

「短期的には効果的。長期的にはマイナス(リバウンドしやすい・代謝が落ちる)」

・まず概要と効率について。

有酸素運動での効果はそれを行なっている時のカロリーの消費です。しかし一般的な女性が1時間ジョギングしても消費できるカロリーは4〜500kcal程度です。体脂肪1kg減らすのに約7200kcal消費しなければなりません。ちょっと効率は悪いですよね。ちなみにウエイトトレーニングは運動後も代謝の高い状態が数時間続きます。→こちら

・次に生理学的観点から。

脂肪は燃えるまでに分解→運搬→燃焼という行程を経ます。燃焼時にATPというエネルギーとして使われる形に変わって、それが使われれば無事に燃焼します。その時に全てがATPになるのではなく、熱となる分があります。いわゆる無駄な分です(体温となる)。それが多いほど消費カロリーが増え、痩せやすいということになります。この無駄を増やすものとしてUCP(脱共役たんぱく質)というものがあり、このUCPは褐色脂肪細胞などに多く存在し代謝が高い痩せ体質をつくるものでもあります。しかし有酸素運動をするとこのUCPが減ってしまうんです。有酸素運動をすると適応現象でエネルギー効率が良くなり省エネになるので無駄が減るからです。要するに痩せにくい体質になります。

・1番大事な目的の観点から。

そもそもなぜ痩せたいか?なのです。「体重という数字を落としたい」のか、「見た目をキレイにしたいのか」ということなんです。仮に有酸素運動をやりまくって体重を落としたとします。それでカラダの形はキレイになるでしょうか?体重が落ちても猫背、脚は太い、下腹ポッコリだとしたらどうでしょう?誰もあなたの体重という数字は見えません。見た目で判断します。

どうせ時間と労力を費やすなら体重を落としながら姿勢がキレイでウエストはくびれお尻は丸くヒップアップして脚は細く引き締まってる方が良くないですか?ただ走るよりもきちんと狙ってボディメイクした方が確実にキレイになります。

体重を落とすことは「手段」で「目的」じゃないはずです。目的に対して1番いい方法を選ぶといい結果が得られると思いますよ^_^

 

*誤解のないように書きますが、有酸素運動そのものが悪いとか否定しているのではないです。「キレイになるために痩せる」という手段としてはベターではないという記事です。適度な有酸素運動はある程度年齢のいっている方には血管のためにいいですし、ストレス発散などにもいいです。なにごとも目的と方法が合致しているかの問題です。

 

 

 

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