代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2021/06/11

  • 浦和 ダイエット・引き締め
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むくみの原因と解消法⁉️


こんにちは!

浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。

むくみが取れないんです、、、」

女性の方には多いお悩みだと思います。

トレーナーがよく言いそうなアドバイス
→運動して血流を良くしましょう、ふくらはぎの筋肉を動かしましょう、リンパマッサージが〜、、、

単純に長時間のデスクワークなどで下肢に血流が滞っているだけの場合はふくらはぎを動かしたりマッサージもいいかも知れません。

ただ、「もっと根本的なところが原因かも⁉️」
という話です。

「むくみ」の定義は?

→むくみとは(血管の中の水分が外に出て)間質(細胞と細胞の隙間)に水分が溜まってしまうことです。

そしてむくみの原因を考える時に必須なのが「浸透圧」です。

ざっくり言うと
→浸透圧とは同じ濃度になろうとする力です。

あとから浸透圧については説明しますが、要するに「血管の中の水分が一定に保たれていればむくまない」ということです。

この浸透圧を維持しているのが肝臓で作られる「アルブミン」というタンパク質です。
言い換えればアルブミンが水分を引き付けているとも言えます。

↑イラストはゴロー 様より引用しています

アルブミンは血中のタンパク質の60〜70%を占め、血液検査では栄養状態の指標にもなります。
働きとしては一部の栄養素や薬を運搬するタンパク質です。

少し詳しく解説します。
画像見ながらで↓

濃度の違う液体を1つの水槽に入れ、半透膜(水とか小さい分子は通すけどタンパク質のような大きい分子は通さないもの。血管も半透膜。)で隔てると、水分は薄い方から濃い方へ移動します。要するに同じ濃度になろうとします。→浸透圧

↑イラストはゴロー 様より引用しています

要するに血中に適切なアルブミンが含まれていれば間質側から血管側へ水分を引きつける力が働くので、間質側に水分が溜まらないのでむくまないです。

血液検査でアルブミンが低い方。要注意です。
アルブミンは最低4.0〜は欲しいです。逆に4.5以上だと脱水で数字が高くなっているとみます。
アルブミンは%で出ている場合が多いので総タンパク×アルブミンの%で実数が出ます。

アルブミンが低くなる原因は?

・たんぱく質の摂取不足または吸収できてない(アルブミンの材料↓)

・肝機能↓(アルブミンは肝臓で作られる)

・エネルギー不足でアルブミンを組み立てられない
(牛肉や豚肉を食べてたんぱく質を摂取しても、そのタンパク質は牛や豚のDNA(設計図)に基づいて作られたもので、そのままは使えません。一旦アミノ酸にバラバラに消化して吸収し、人間のDNAに基づいて組み立てるという作業が必要です。これにエネルギーを使うのです。)

・ネフローゼ症候群(尿からタンパク質が出てしまう)

・静脈血栓、心不全(どちらも血液がうっ血して間質側へしみ出す)

・妊娠(ホルモンの影響や子宮が大きくなることによる物理的な静脈の圧迫)

・炎症(炎症があるとアルブミンの合成は抑制される&炎症物質により血管の透過性が高まり、アルブミンなども間質側へ出てしまい、膠質浸透圧↓)
などなど。

まとめ

・むくみは血管の中の水分が外に出てしまうことで起きる。
・それを防ぐにはアルブミンが必要
たんぱく質をしっかり摂り、消化吸収できるようにすること
・エネルギーを作れるように栄養を整えること。
・肝臓や腸の炎症を抑えること。

むくみはダイエットやボディメイクの大敵です。
しっかり対策していきましょう!

ではまた^_^

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