2021/05/29
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ストレスで太る⁉️
こんにちは!
浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。
【ストレスで太る⁉️】
よくストレス太りとか、ストレスで過食になってしまうとか言いますよね。
結論から言うとその可能性はあります!
全てが以下に書くパターンに当てはまるわけでなく、ストレスで食欲が無くなる場合もありますが、ストレス太りは生理学的にあり得ます。
脳がストレスを感じるとホルモンを出して、副腎という腎臓の上に乗っかっている臓器にストレスに対抗するホルモンを出せと命令します。
すると副腎から「コルチゾール」というストレスホルモンを出します。
太る理由①
コルチゾールは「脳に作用して、食欲を増進する生理活性物質を増やします。」
その結果、食事量が増えてしまいます。
太る理由②
コルチゾールは「ストレスに対抗してエネルギーアップしようとします。」
筋肉を分解したり、脂肪を分解したりして血糖値を上げようとします。
これが慢性的に起こっている方は筋肉が付きづらかったり、筋肉が落ちてしまったりして代謝が下がり、太りやすくなります。
脂肪が分解されるのは一見良いことのように思えますが、実はそうではありません。
分解された脂肪(脂肪酸)は肝臓に集まります。
そこでエネルギーになったり、肝臓から各組織へ出荷されエネルギーとなったりします。
これが運動する時なら分解された脂肪は燃焼するのでOKです。
しかし、仕事中などのメンタル的なストレスではエネルギーとしては使われないので燃焼されません。肝臓に集まった脂肪酸は再び中性脂肪となり保存されます→脂肪肝リスク↑
そして中性脂肪は肝臓からVLDLというタンパク質の船に乗って全身へ出荷されます。下図参照。
その道中に血管の壁にある脂肪を分解する酵素(これをインスリンが活発にします)でVLDLの脂肪が分解され、脂肪細胞に取り込まれます。
するとVLDLは少しサイズが小さくなり皆さんご存知のLDLとなります。
つまり、脂肪細胞→肝臓、肝臓→全身へと「血液中を漂ってる脂肪が多くなる」ということです。
すると血液データの脂質関連の項目は軒並み悪くなると共に、動脈硬化などのリスクを高めます。
さらに、コルチゾールは糖の取り込みにおいてインスリンの効きを悪くします。
インスリンは血液中の糖を細胞に入れる働きなので、コルチゾールは血糖値を上げるためにインスリンの効きを悪くするのです。
するとインスリンが沢山分泌されるようになります。→インスリンは脂肪の合成を活発にします。
ストレスがあると、このようなメカニズムで太る&健康を害するのです。
※コルチゾールは脳にもダメージを与えるのですが、それはまた別の記事で書きます。
食事を気をつけているのになぜかコレステロールの値が悪かったり、インスリンの値が高い方。
数値だけを見ていると、この数値が高いからこの薬、このサプリと薬漬け、サプリ漬けになってしまいます。
これではただの対処療法になってしまい、いつまで経っても良くなりません。
根本の原因である「ストレス」へのアプローチも考えましょう。
ではまた🙂