2020/11/30
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MCTオイルって?
こんにちは!
浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。
先日の僕の朝食について、2点ご質問を頂いたのでシェアします。
①MCTオイルって何?
②レジスタントスターチって?
今日は①のMCTオイルについて書きます。
なるべく専門用語を使わずに書いていきます。
MCTオイルとは中鎖脂肪酸のことで、ざっくり言うと、
「消化吸収が速く、エネルギー化しやすい」オイルです。
まず中性脂肪というのは、下の画像のようにクラゲのような形をしています。頭の部分はグリセロールというアルコールの一種で、これは糖質から作られます。
この頭の部分にくっ付いてる足の部分が脂肪酸です。三本の足がくっ付いています。
この足の部分にどんな脂肪酸がくっ付くのかによって、吸収やエネルギー化のスピードが変わってきます。
通常の油は長鎖脂肪酸という長い脂肪酸です。
それに対し、中鎖脂肪酸は半分位の長さです。
・まず消化吸収でみていきます。
長鎖脂肪酸は消化の際に、胆汁酸というものが必要になります。胆汁が乳化してくれることで消化酵素(リパーゼ)が作用しやすくなります。胆汁の分泌が少ない人は消化が上手くいきません。油ものを食べてお腹がもたれてしまう人は胆汁の分泌がうまくいってないかも知れません。胆汁についてはまた今度書きます。
そして腸から吸収された後、全身を巡ってから肝臓に行きます。
それに対し中鎖脂肪酸は、消化の際に胆汁酸もリパーゼも必要としません。そして腸から吸収された後、直接肝臓へ運ばれます。
→消化吸収が速い
・次にエネルギー化の観点からみていきます。
各細胞でエネルギーを作っている場所はミトコンドリアです。
長鎖脂肪酸はミトコンドリアに入るのにカルニチンという物質を必要とします。カルニチンはカラダの中で作られていますが、加齢とともに作られる量が減っていきます。
なかなか痩せられない人や疲れやすい人は検査をしたり、サプリメントで補ったりするのが有効です。
それに対し中鎖脂肪酸は、ミトコンドリアに入るのにカルニチンを必要としません。
→エネルギー化がしやすい
このような理由からダイエットなどで使用されることが多いのです。
エネルギー化しやすいため、間食などでプロテインに混ぜたりも有効です。
少し前にココナッツオイルが流行りましたが、これはMCTオイルを60%ほど含んでいるからです。
ただ、ダイエットが目的で使用するならわざわざココナッツオイルを使うよりもMCTオイルを使った方がいいです。
そしてもう1つの重要な効果は抗菌作用です。特にカンジダ対策として有効です。腸にカンジダがいると様々な症状が出ます。もちろんダイエットにもマイナスです。
このような理由から僕は朝食や間食にMCTオイルを摂取しています。
次回は②レジスタントスターチについて。
ではまた^_^
※MCTオイルは男性ホルモンの代謝を1部阻害するため、ハゲや前立腺肥大にも有効なのですが、「お子様には厳禁」です。
※熱を加える調理には使用できません。暖かい飲み物に入れるのは大丈夫です。
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