2020/11/24
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中性脂肪が高くなるメカニズム
こんばんは!
浦和の女性専門 ダイエット&ボディメイク!「キレイで健康になる」パーソナルトレーニング ジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。
前回まで脂質代謝異常症について書いてきました。前回までの記事はこちらから↓
ちょっと復習です。
脂質代謝異常症とは
・LDLコレステロール140以上
・HDLコレステロール40以下
・空腹時中性脂肪150以上
のいずれかに当てはまる場合でしたね。
脂質代謝異常症の主たる原因はインスリン抵抗性です。
インスリンは血液中の糖を細胞に入れて、血糖値を下げる働きです。
インスリン抵抗性とはその働きが弱くなることです。
そしてインスリンのもう1つの働きとして脂肪の合成があります。
要するにインスリンの働きが強く、少ないインスリンで糖を片付けることができれば脂肪は付きにくい。
逆に、インスリンの働きが弱く、沢山インスリンを出さないと糖を片付けられない場合は、脂肪も付きやすくなります。
脂肪細胞は内分泌器官
前回の話ですね。脂肪細胞は様々なシグナル伝達物質を分泌してます。
脂肪細胞が肥大すると炎症を起こすシグナル伝達物質を分泌して、インスリン抵抗性を起こす&肥大した脂肪細胞は脂肪酸を分泌します。脂肪酸は肝臓に運ばれます。
→肝臓で受け取る脂肪酸↑、肝臓で合成される脂肪↑
ここまでが前回までの復習です。
そして今回。
今回は肝臓からの脂肪の出荷をみます。
肝臓はコレステロールと中性脂肪をタンパク質で包んで血液中に出荷します。
コレステロールや中性脂肪は油なので水に溶けないのでそのままでは血液中に出荷できないので、タンパク質の舟に乗せて出荷されるのです。この舟に中性脂肪が沢山含まれている状態が血液検査で中性脂肪が高い状態です。
この肝臓から出荷されるコレステロールと中性脂肪を乗せたタンパク質の舟をVLDLといいます。
VLDLが血液中を巡っている間に、血管壁に存在する中性脂肪を分解する酵素に中性脂肪を分解されて、タンパク質の舟の中性脂肪は減り、コレステロールの割合が増えていき、呼び名もVLDL→IDL→皆さんご存知のLDLとなります。
LDLになると各組織にコレステロールを運んでいきます。
なかなかややこしいと思いますので今回はここまで☆
次回はなぜコレステロールが高くなるのか、悪さするのかとかを書いていきます。