代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2025/12/29

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もし癌になってしまったら⁉️


こんにちは!

浦和の女性専門パーソナルジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。
ダイエット・ボディメイク・アンチエイジング・体質改善・生活習慣病の予防!
40代からのキレイと健康を応援します📣

 

ご自身やご家族が癌になってしまったら⁉️」

当ジムは年齢層が高めなのもありますし、他人事では無いですよね。

まず考えなくてはいけないのは、私達がアプローチすべきなのはどこなのか?というところです。

いわゆる医学的な部分は医師に任せなくてはいけません。

治療方針などに納得いかないケースでも他の意見を求めるのはあくまでも医師でなければなりません。

おかしな代替医療などに頼るのは禁忌です。

では私達ができることは?

という話なのですが、これは生化学的なアプローチになります。

分かりやすく言うと、体の仕組みに基づいた栄養面でのアプローチです。

医者はとにかく体力をつけて下さいと言うのですが、これについて具体的な指導はできません。

私達がアプローチすべきはここなのです。

説明に入る前に、何か一つの食品であるとか栄養素を摂ることで癌が治るとか消えるということはありません。

こういう時こそ冷静に科学的にアプローチしましょう。

では説明に入ります。

癌と闘っていく上で1番に考えなくてはいけないのは「悪液質」です。

悪液質とは炎症により代謝変化が起こり、エネルギーの需要が高まっている状態です。

通常よりも多めに食事を摂取しないとエネルギー不足になってしまい、筋肉が減りどんどん痩せ細っていき、癌と闘う体力が無くなっていくのです。

方針としては

✅ 炎症を抑える

✅ 摂取量を増やす

✅ 副腎疲労対策

の3本立てになります。

 

✅ まずは炎症の抑制から説明します。

これはざっくり言うと脂肪酸組成を整えることとヒスタミンを抑制することです。

食事から摂取している脂肪酸は細胞膜の材料として使われ、さらにエイコサノイドという炎症を増強したり抑制したりするものに使われます。

要するに摂取する油の種類によって炎症を増強するのか抑制するのかが左右されます。

ヒスタミンも炎症を増強します。

ヒスタミンは食事由来の摂取を抑える、分解する酵素をしっかり働かせる。

脂肪酸について2:14〜6:14辺り

https://youtu.be/sTmO8i2VPNk?si=-t7duUs8347y___O

ヒスタミンについて3:00〜6:40辺りです。

https://youtu.be/8ViVXSy5u6M?si=ZvYv-SHdZr2Vi4Rg

脂肪酸組成の対策としてEPA+DHAとして2〜3000mg、γリノレン酸500mg〜

リノール酸の多い一般的な植物油に気をつける、動物性の油でのアラキドン酸の摂りすぎに気をつける、加工食品を控えるなど。

ヒスタミン対策として発酵性食品の摂りすぎに注意する、分解酵素の活性化のためにビタミンB6やビタミンCなど。

その他、炎症を抑制するものとしてビタミンDの大量摂取も必要です。血液データを見れば納得していただけると思いますが、ほぼ100%不足しているでしょう。

25(OH)Dという項目で70位を目指しましょう。

速やかに血中濃度を上げていくためにビタミンDとして5000〜10000iu位

 

✅ 次に摂取量を増やすことについて説明します。

体重1kgあたり〜35kcal位

癌にかかると食欲が無かったり消化能力が落ちたりするので、単に食事の摂取量を増やすというのは難しいです。

間食の回数を増やす、サプリメントをフル活用する、消化酵素や塩酸ベタイン(胃酸補助)などの対策が必要です。

消化の楽なものや必要のないもので糖質・タンパク質・脂質を補います。

・糖質 マルトデキストリン(ブドウ糖がくっついたもの)

・タンパク質 EAA(必須アミノ酸)

・脂質 mctオイル

エネルギーを作るためにはビタミンB群、マグネシウム400〜600mg位、鉄(血液データを見ながら)、カルニチン、コエンザイムQ10なども必要です。

その他亜鉛など。

プラスαとして、筋肉の低下を少しでも食い止めるために体と相談しながら運動をする必要があります。

散歩や加圧トレーニングなど低負荷の筋トレが良いでしょう。

 

✅ 次に副腎疲労対策です。

(こちらもyoutube見てみて下さい)

副腎疲労は、副腎からのコルチゾールというストレス・炎症・低血糖に対抗するホルモンがうまく分泌できないことによる様々な症状がでます。

イライラや無気力、うつなどのメンタル症状、眠気、風邪を引きやすいなど免疫力の低下など、治療のマイナスになってしまいます。

癌患者は炎症やストレスが持続的に続くことで副腎疲労を引き起こしやすいと言えるでしょう。

そして気をつけなくてはいけないのがご家族様です。こちらも持続的な心労により副腎疲労を引き起こしやすくなります。
ご本人、ご家族共に癌と闘う気力が無くなってしまったらダメです。

副腎疲労の対策としては睡眠とストレス・炎症・低血糖対策です。

炎症や低血糖対策は上述の通り、ストレスは溜めない、解消する、ストレスに敏感になっている脳をリセットするなど。

休む、自分の好きなことをする、ヨガや軽い運動、瞑想、感動の涙を流すなど。

睡眠はたっぷり寝ることと規則正しい生活です。

コルチゾールというホルモンは体内時計を形成しています。

コルチゾールは朝8時くらいにピークになって、血糖値が上がって目が覚めやすくなります。

できるだけ8時までには起きて食事を摂りましょう。この際に目から光を取り込むことも大事です。窓を開けて太陽を浴びましょう。

 

長くなりましたがまとめです。

癌に対して私たちができることは悪液質(炎症物質による代謝変化でエネルギー需要が高まり筋肉がどんどん分解され痩せ細る)の対策です。

・炎症を抑える

・エネルギーを確保するために摂取量を増やす(量だけでなく回数や食欲や消化も考慮)、エネルギーを合成するためのビタミンやミネラルの摂取、適度な運動。

・副腎疲労対策でメンタルケア

 

となります。

仕組みを知ることで効果的なアプローチができるようになります。

これらを理解しているかどうかで予後は大きく変わります。

ではまた🙂

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