代表パーソナルトレーナー
(岡 洋介)ブログBLOG

2024/06/24

  • 浦和 ダイエット・引き締め
  • 浦和 トレーニング

アフターバーンに騙されるな⁉️

こんにちは!

浦和の女性専門
ダイエット・引き締め・日常動作改善・生活習慣病の予防!
「キレイで健康になる」パーソナルジム「グッドシェイプ」代表 岡洋介です。

会員様にこんなチラシを見せてもらいました、、、

もう笑うしかないです、、、😅

30分の運動でアフターバーンも併せて最大3600kcalの消費、、、

まずこの地球上にこれを達成できる人間はいません

30分でアフターバーンも併せて3600kcalを消費するような運動はエネルギー供給が追いつかず実行できないからです。

HIITというのは高強度インターバルトレーニングのことなのですが、エリートアスリートが全力で取り組んでも30分で消費できる最大のカロリーは数100kcalです。

アフターバーンというのはEPOC(運動後余剰酸素消費量)のことで、運動後に酸素消費が通常の状態に戻るまでのカロリー消費のことで、数分から数時間続くといわれています。(最大で48時間とするものもあり)

しかし、これによるカロリー消費は運動による消費の6〜15%程度とされていて、運動強度に左右されます。

ですので過剰に効果を期待できるようなものではないです。アフターバーンという言葉に騙されないようにしましょう

これを踏まえて一般的な女性が達成可能な数値としては結構きつめのHIITを含めた30分の運動で消費できるのはせいぜい300〜450kcal位。

アフターバーンは数10kcal〜最大でも100kcal程度でしょう。

まあ併せても「よくて」500kcal位です。

実際にジムで一般的なダイエット目的の人が体力に合わせて安全に行える現実的なプログラムを考えると、おそらく平均的に達成できるのは360kcal位だろうと思われるので、3600kcalというのは誤表記だったのかもしれません笑

もし本気で書いていたとしたらJAROに報告したほうがいいかもしれません😅

ということで30分で3600kcalというのは荒唐無稽な話なのです。

その他にもyoutubeで数分のHIITで1000kcalとか痩せすぎ注意とか書いてるチャンネルがありますが、あり得ません。

HIIT(高強度インターバルトレーニング)はその名の通り高強度なので、時間当たりの消費カロリーは大きく、運動後のカロリー消費も他の運動に比べると大きいです。

ただ、これはあくまで「時間当たりの効率がいい」というだけの話なのです

せっかくHIITで短時間で効率よくカロリーを消費してもその他の日常での消費カロリーが少なかったり、摂取カロリーが多ければほとんど意味がないのです。

結局ダイエットは「トータルのカロリーの収支がどうなっているか」なのです。
魔法のような方法はありません。

適度に運動してバランスの良い食事を摂って生きていくという健全な思考を身に付けることがキレイで健康でいられる唯一の方法です。

期間限定で痩せたり太ったりする人や、おかしな食事で生活習慣病になって医療費を無駄遣いする人が少しでも減ってくれるように祈るばかりです🙏

ではまた!🙂

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